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中劇場4

注:この作品はフィクションです。


彼が私の婚約者アジャーノンである以上、私が身分を偽る必要はもはやありませんでした。
私は驚きのあまり何度も言葉をつまらせながら、時にはむせび泣きながら、彼に真実を伝えたのでした。

「今まで本当にごめんなさいブナン。いえ、アジャーノン王子・・・」
「・・・いいんだ。それより・・・」

「オレの結婚相手がエリィ、いや姫で・・・お前でよかった」
「王子・・・」
私たちは互いに言葉にならない思いを胸に秘めながら、しばらくの間無言で見つめあったのでした。








「姫・・・」
「どうしたの?王子」
ブナン・・・いえ、アジャーノンは、私の手をとると、その上に自分の手を重ねたのでした。
「もうオレから離れるな。片時も。それだけでオレは幸せなんだ」
「王子・・・私、私は・・・」

彼の言葉に、思わず目をそらしてしまった私。
実を言うと、私はまだ彼が本物のアジャーノン王子であることを完全に信じたわけではありませんでした。
そのために、咄嗟にどう答えたらいいのかわからなかったのです。
目の前の彼を確かに愛しているというのに・・・。












・・・彼を信じていい。




そう確信した私は、気がついた時には彼の胸へと飛び込んでいました。
アジャーノンは両腕で私を抱きとめてくれましたが、不意のことだったのでバランスを崩してしまい、私たちはそのまま草の上に倒れこんだのでした。
・・・互いを抱きしめる手は決して離すことなく・・・。

「ご、ごめんなさ・・・」
すぐに起き上がろうと首を伸ばした私は、私を抱きしめたままの彼の腕に一層力がこもるのを感じました。

「・・・!?」



・・・どうして声が出ないのか。
・・・どうして唇が熱いのか。
・・・どうして彼の顔がこんなにも近いのか・・・

私が身体を固くしたまま、両目に涙をためていることに気がついたアジャーノンは、慌てて唇を離し、顔を上げたのでした。

「すっ・・・すまない姫。オレはそんなつもりじゃ・・・」
そのまま立ち上がろうとする彼。
その姿がいつもとは違って明らかに狼狽していたので、私は思わず笑みを漏らしたのでした。

「王子・・・」
立ち去ろうとする彼に、私は心からの笑顔と共に呟いたのでした・・・






「姫・・・」












・・・頑なに続く(爆)。

※Aさんへ(私信)
私の考える純愛モノはこれが限界です・・・ムニョムニョ





メルクリィ * ラグナロク日記 * 06:01 * comments(2) * -

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コメント

読んでて恥ずかしくなってきた(爆)
いやぁ、純愛って、いいですねb

何気に純な王子に好感度アップですなw
キャシアーヌ様とのバトルも楽しみだってばよ!
Comment by ルーン @ 2006/06/30 10:09 PM
うん、久々に自分で書いてて赤面した(爆)。
純愛っていうか・・・
毎度ながら昼ドラになるのはなぜだろうか・・・^^;


やっと1部終わりです(ぇ
ようやくキャシアーヌ殿にハッスルしてもらうんでよろしく(笑)。
Comment by メル @ 2006/06/30 11:39 PM
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